これまでの成人式、これからの成人式☆
振袖・呉服
20歳の節目といえば成人式!
女性は振袖、男性はスーツか羽or織袴といった晴れ姿で参加☆
そもそも、成人式ってなんで行われているのでしょうか?
そして最近では”荒れる成人式”なんて言葉があるけど、これからの成人式はいったいどうなっていくのか…。
今日はそのことについてまとめてみます♪( ´▽`)
(成人式のルーツはこちら)
これまでの成人式
成人式とは?
→「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という趣旨で、成人の日が定められました!
古くには奈良時代から「元服」と呼ばれる、人間の成長過程における通過儀礼が日本には存在していました。
つまり成人式は古来からその原形があった、「こども」から「おとな」への節目の儀式になります。
しかし、近年話題になっているのは「荒れる成人式」で、2000年ごろからメディアに取り上げられるように。。。
確かに、昔懐かしい地元の友人が晴れ姿で一同に会す機会は一生に一度しかないと思いますし、羽目を外したくなるのもわかりますが…。
またその光景をテレビや新聞各社が取り上げて、さらに個性的な新成人が増えるという循環もあります。
暴力沙汰や破壊行為に及ばなければ、ある意味、若者らしい風物詩になってそれはそれで良いのでしょうか!?
ただし、伝統儀礼を重んじるという部分や節目の儀式でふざけることなどについては、賛否両論あります。
これからの成人式
これからの成人式はいったいどうなっていくのか・・・?
いま、日本を取り巻く環境は大きく変化しています。
一番に挙げられるのは少子高齢化。
子どもの数が少なくなれば、成人式そのものが成り立たなくなり、自治体によっては他の地域と合同で行うことが増えるでしょう。
式の開催そのものが危ぶまれる事態も!?
またSNSの普及が前述の「荒れる成人式」を助長する可能性があります。
インスタ映えやいいねを求める若者は、成人式ならではの装いを大いに楽しみます。
でも、すでに振袖姿をネットにアップする人は少なくないけど、それが過激になることは懸念されます。
もちろん振袖を花魁のように着たり、ミニスカートのようにアレンジすることはオシャレの一つだけど、伝統衣装として見た場合は意見が別れるところかなと…。
その一方で、若者に寄り添う自治体・新成人を主体に企画を考える自治体も出てき始めています。
千葉県の浦安ではディズニーランドで成人式が行われたり、東京都世田谷区では新成人を中心メンバーとした委員会が構成されて、「新成人のつどい」が開催されました。
こういった動きは今後も広まっていのではないでしょうか。
まとめ
20歳の節目の儀式、成人式。
伝統儀式だからといって伝統を押し付けるばかりでは、肝心の新成人が離れていってしまいます。
かといって、無作法が良いわけではないです。
古きと新しきがうまく手を取りあって調和していくことがこれからの成人式では求められるところですね。
ちなみに、過去から現代に至るまで多少の上下はあるものの、成人式の参加率に大きな落ち込みは無いそうです。
それに女性は振袖、男性だって羽織袴で参加できます。
式典としての意味合いももちろんだけど、日常的にはほとんど無い和装が求められる機会として捉えてみてもいいかもしれません!