「二分の一成人式（ハーフ成人式）」とは？どんなことをするの？
成人式
「成人式」は誰しもが耳にしたことがあり、どんなイベント行事なのかご存知の方がほとんどだと思います。
では、「二分の一成人式」についてご存知の方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか？
ちなみに筆者は、二分の一成人式についてほとんど知らなかったです・・・。
それでは、早速説明していきます！
１、「二分の一成人式」ってなに？
２、学校ではどんなことをするの？
３、所要時間や服装は？
４、家族ではどんなお祝いをするの？
５、「二分の一成人式」について反対の声！？必要ない！？
１、「二分の一成人式」ってなに？
「二分の一成人式」とは、「成人の半分の年齢である１０歳」を迎えたことをお祝いするイベントです。
「ハーフ成人式」と呼ばれることもあります。
引用元：https://www.hi753.com/blog/655/
引用元：https://www.ps-turtle.com/menu/kids/10thcelemony/
始まりは１９８０年ごろ。兵庫県西宮市の教員、佐藤修一さんが「背筋を伸ばして参加するようなイベントを」と考案されたようです。
2002年度から2004年度に、一部の小学校では国語教科書で取り上げられたこともきっかけに、このイベントが広まっていったようです。
現在、学習指導要領で定められたものではないのですが、各学校にて「二分の一成人式」が学校行事の一つとして開催されているところもあるのだそうです。
ちなみに、二分の一成人式開催の目的としては、
「子供の成長を親が実感する」
「親子で祝う」
「大人になっていくことを自覚してもらう」
「気持ちを引き締めてもらうため」
「家族と日頃の感謝を伝え合う」
などが挙げられます。
２、学校ではどんなことをするの？
基本的には親が学校を訪問します。
体育館など広い場所を使ってイベントが行われることもありますし、クラスごとに教室で行われることもあります。
学校によって規模も内容も様々ですが、一部紹介していきますね。
・一人ずつ将来の夢を発表
・学年みんなで歌を歌う
・親に渡す手紙を書いて読む（親と子供で交換する学校もあります）
・タイムカプセルを埋める
・写真撮影やアルバム作成
・各自１０歳までの成長年表を作って発表する
３、開催時期や所要時間、服装は？
開催時期は毎年1月〜2月が多いようですが、10月〜１１月に開催される学校もあるようなので、事前にチェックしましょう！
また、所要時間は学校によって組んでいるプログラムが様々ではありますが、だいたい３時間くらいが平均のようです。
服装に関しては、特に指定がなければ親も子も普段着での参加で構いません。
卒業式や入学式などフォーマルな場ではないので、スーツなどは着る必要はありません。とはいえ、清潔感のある服装で参加をおすすめします。授業参観をイメージした服装でいいかと思いますよ！
４、家族ではどんなお祝いをするの？
・親から子供にプレゼント（ケーキ、腕時計、文房具セット、アクセサリー、ゲーム、自転車など）
・少し贅沢に食事
・家族でお出かけ
・家族写真をスタジオで撮影
・大好きな友達と撮影
引用元：https://favoritephoto.jp/menu/cac_half
５ 、「二分の一成人式」について反対の声！？必要ない！？
ここまで楽しそうな素敵なイベントのように紹介させていただきましたが、実は「必要ない」「反対」などの声もあがっています。
どのような声があがっていて、なぜ反対なのか・・・一部紹介していきます。
・二十歳で成人式があるのだから、必要ない。
・家庭環境が複雑な家庭にとっては、このイベントは苦しい。（片親・死別・養子・虐待など家族のあり方は多様化しているため）
・親を感動させようとする演出が過剰に感じる。
・親が参加できない場合、子供が悲しい思い・惨めな思いをする可能性がある。
などという声もあがっています。
円満な家庭で、当日も親御様が参加していただければ、このイベントは大変感動でき、良い思い出になると思います。
ただ、家庭に何かしらの問題を抱えていたり、親御様がイベントに参加できない場合には、子供にとっては苦しい思い出・寂しい思い出になってしまうかもしれませんね。
最後に・・・。
筆者は３０代ですが、学校で「二分の一成人式」といったイベントは開催されませんでした。家族内でも特に１０歳になった時にお祝い事はなかったですし、当時周りでそのような話も聞いたことはありませんでした。
「二分の一成人式ってここ４〜５年くらいでできたイベントなのかな〜？」なんて思いながら調べていましたが、もう４０年ほど前からじわじわと広まっていたのですね！
（当時から知っていたら親にプレゼントのおねだりできたのに・・・！笑 もう遅すぎますね〜）
家庭環境が複雑な場合は、このイベントは仮病を使って休んでしまいたいと思うほど苦痛だと感じるお子様も、中にいはいらっしゃるかもしれません。
学年単位で開催されるので生徒の数も多く、全生徒・全親御様が納得いく形での開催はなかなか難しいとは思いますが、学校側でも少し配慮した形で内容を決めてもらえたらいいのかもしれません。
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