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振袖の着付け方の手順&注意点!

振袖・呉服

毎年1月の成人式の日にはたくさんの女性の美しい姿が…♡

でも、当日の朝は苦労の連続…><

 

普段着慣れない服装にプラスして、振袖の着付けは着る側も着せる側もけっこう大変です!

 

「成人式」は一生に一度なので、誰もが初めての経験でわからないことだらけなはずです。

・振袖の着付けってどうなってるの?いくら?

・自分で着るの?

・注意することは?

様々な疑問があると思うので、少しでも解消できたらと思います!

 

 

成人式当日、振袖着付けは自分で?それともプロにお願いする?

 

結果からお伝えすると、成人式当日の振袖着付けはプロにお願いしている方が多いです。

なぜかというと、振袖を自分で着付けるにはスキルはもちろん識も必要で、マスターするにはかなり難しいとされています。

近年では、振袖を購入・レンタルした際に 振袖着付けまでプランに含まれていることがほとんどなので、自分で着付けするよりもプロにお任せする割合の方が圧倒的に多いです。

ちなみに、着付けの相場は約15000円前後となっています。

当日の朝は本当にバタバタするので、ヘアメイク&着付けまでセットで頼むといいと思います。

 

 

振袖着付けの大まかな流れ

 

1.ヘアメイクをする

2.足袋を履く

3.下着(肌着)を着る

4.補正をする

5.長襦袢を着る

6.振袖を着る

7.帯を締める

 

 

 

1、ヘアメイクをする

振袖を購入・レンタルされた際に、着付けとヘアメイクが含まれたプランも各呉服店が打ち出しているので、成人式当日の朝、美容院などでヘアメイクしてもらえるいます。(美容院でせず、セルフでヘアメイクされる方もいらっしゃいます)

なぜ着付けよりも先にヘアメイクを済ませるかというと、着付けの後にヘアメイクをすると、着付けがよれてしまったり、メイク道具で大切な振袖を汚してしまう可能性があるからです。

 

 

2.足袋を履く

振袖の着付けが完了する前に足袋を履きましょう。

引用元:https://www.hashimotoya-maturi.com/tabi/zikatabi-29/

 

着付けが完了した後は、帯がきつく締まっているため上半身を曲げたり、かがんだりすることが難しいです。強引に足袋を履こうとすると、せっかく綺麗に仕上げた振袖も崩れて台無しです><

なので、着付けの前に足袋は履いてしまいましょう!

そして、足袋はご自分の足にフィットしたサイズの足袋を選びましょう。

足袋が大きいとよれよれになったりシワができてしまうので、目安としては普段履いている靴のサイズの03.〜0.5センチ大きい足袋を選んでみましょう。

 

 

3.下着(肌着)を着る

振袖に限らず着物には専用の肌着(肌襦袢)が存在します。

引用元:https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/kyoetsuorosiya/item/hadajuban02/

 

肌襦袢とは着物用の肌着のことで、着物が直接肌に触れるのを防ぐ役割をしています。

ワンピースのようになっているものや、上下別れているものなどがあります☆

また、普段身につけているブラジャーは着たままでいいのかな?と疑問を持たれる方も多いと思います。

実は…

バストのボリュームを抑えるための「和装ブラジャー」と呼ばれる着物専門の下着があります。

引用元:https://www.weddingnews.jp/magazine/147461

 

これはバストトップをなだらかに整えてくれる役割があるので、振袖の着崩れ防止になります。

普段から身につけているブラジャーは、ワイヤーが帯に当たって痛いという方も多いですし、帯の上にバストが乗っかってしまい、帯や帯上げげがズレてしまう可能性が高く、綺麗なラインが出にくくなってしまいます。

ですので、仕上がりを綺麗に見せるためにも、着崩れ防止のためにも、和装ブラジャーはおすすめですも!もしくは、ブラジャーは身につけず(ノーブラ)振袖を着てしまってOKです。

ちなみに、冬場なのでヒートテックを着る方もちらほらいらっしゃるのですが、背中の衣紋(えもん)抜きや足首からヒートテックが見えてしまう可能性があり、見栄えがよくないので注意が必要です。

 

4.補正をする

肌襦袢の上からタオルやガーゼなどを使って、体の凹凸をなくして綺麗に整えます。着物を着るときには寸胴体型が一番美しいんです!!

腰にタオルやガーゼなどを巻いて、出来るだけクビレをなくすと美しく見えます!胸やお尻よりも、帯を締めた腰の方が太く見えると美しいです!

補正があると、帯や帯の上下のしわが入りにくくなるので、綺麗な着付けをキープできます。

引用元:https://toiki.jp/fs/toiki/0001-03408-W-Y

 

ちなみに(↑)のお写真は、ウエスト・ヒップ専用の補正パッドです。

ご自宅にあるタオルやガーゼでも補正は可能ですが、こちらの補正パッドは巻くだけで簡単でおすすめです!

気になる方は調べてみてください。

 

 

5.長襦袢を着る

長襦袢とは肌着の上、着物の下に着るもので、薄い色味のものが一般的。

振袖を着る際には袂(たもと)の長い専用の長襦袢を使用します!

引用元:https://zozo.jp/shop/kyoetsuhonten/goods/51274868/

 

長襦袢は、汗などの汚れから防ぐ役割をしてくれます。また、防寒の役割もあるんです。

 

 

6.振袖を着る

振袖らしい派手な色味、可憐な柄が象徴的です♪

振袖着物はその名の通り、袖が振れるほど長いので、少し着物とは着方が異なる場合もあるんです。

基本的には、着付けを一人ですることが難しいので、人に頼むことがほとんどです。振袖を購入・レンタルした際にヘアメイクと着付けのセットプランも各呉服店が用意しているので、プロの方々に成人式当日に着付けをお任せする方が多いです。調べてみてください!

 

 

7.帯を締める

帯には着物を引き締める効果があります。

様々な種類があり、帯の幅や長さ・格に違いがあるんです!

振袖は「正装」に値する着物なので、「袋帯」を選びましょう。

袋帯とは、留袖や訪問着などにも合わせる「幅が約31センチ・長さ約4メートル20センチ以上」のフォーマルで扱う帯のことです。

帯の定番柄といえば、「お太鼓柄」「全通柄」「六通柄」です。(※帯の柄については、別の記事でまた詳しく書きますね!)

 

帯の結び方は、大きく分けて三種類。

「二重太鼓結び」

引用元:https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/magazine/coordinate-210306

 

太鼓結びは現代的な結び方で、太鼓部分が二重になっています。

太鼓結びには、「一重太鼓結び」「二重太鼓結び」がありますが、二重太鼓結びの方が格式高いとされているので、振袖には二重太鼓結びをおすすめします!

 

「文庫結び」

引用元:https://www.miyakoya.co.jp/blog/detail?slug=20200307-01

 

文庫結びは定番とされる伝統的な結び方です。左右に羽根を垂らすようにして帯を結びます。リボン結びしたような仕上がりでとても可愛い印象になります!

振袖の装飾を控えめにしたい時や、シンプルな柄の振袖に合わせるのがおすすめです。

アレンジによっては個性的な仕上がりにもなります!

 

「立て矢結び」

引用元:https://www.pinterest.jp/pin/577445983444471711/

 

 

斜めに蝶結びしたような結び方です。羽根は右側が下になるように斜めに結びます。その姿が「立てや」を背中に背負っているように見えるのが「立て矢結び」の由来です。

立体感もありゴージャスで華やかな印象になります!背の高い方にもおすすめの結び方です。

 

 

 

細かい注意点

 

振袖は基本的に自分で着付けることは難しい…><

人に着付けてもらったとしても、補正からあらゆる部分を紐で抑えたり、クリップで留めたりする必要があるから、手が足りなくなってしまいます。

なので、成人式など振袖を着たい日は早めに予約をとって、着付けてもらった方がGood♪

 

また、衣紋(えもん)と呼ばれる部分は意識してみるようにしましょう!

衣紋とは、えりを胸で合わせたところを指します。

この衣紋の抜け具合で、着る人の印象や色っぽさが変わってきます♪

衣紋が窮屈だと、なんだか首が詰まって苦しそうな印象になってしまいます( ;  ; )

 

反対に、抜きすぎると花魁のようになってしまったり、だらしない印象になるので注意です!

程よく衣紋を抜きましょう!

 

 

 

 

振袖の着付けや着方、注意点についてまとめましたがいかがでしたか?

着るのは少し大変だけど、振袖ならではの注意点なども参考にしてぜひ着ることを楽しんで下さい♪

 

 

 

 

筆者 池口泰徳

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